金沢大学吹奏楽団 Kanazawa University Wind Orchestra

夢がかなうってステキなこと💫
2023年1月30日 23時26分

みなさんこんにちは!コンサート長のこゆです🐻‍❄️

 

金沢大学吹奏楽団第35回定期演奏会にご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!この演奏会を無事に開催することができ、たくさんのお客様の前で私たちが創ってきたコンサートを披露することができて、とてもうれしいです。少し遅くなってしまいましたが、今回のブログでは定期演奏会を振り返っていきます!つたない文章ですが、どうかお付き合いください🙇🏻‍♀️

 

この定期演奏会は「夢」をテーマにお送りしました。「夢」というテーマは実は4月には決まっており、半年以上の時間をかけて熟成させてきた大切なテーマです。このブログを書くにあたって、定演係が動き始めた3月頃からの議事録やこれまでの定演便りなどを振り返ってみました。夢というテーマに決めた当時考えていたことはたくさんありましたが、その中でも「日頃の感謝を伝えたい」、「団員だけでなくお客様も一緒にコンサートを創りたい」、「コンサートの中でそれぞれの夢を体現したい」などは達成できたのではないかなと思い、ほっとした気持ちです。

 

演奏会直前で感染症により欠員が出て全員でステージに上がることができず、前日リハーサルの23日は今年一番の豪雪にみまわれて予定の変更も多く、本番が始まるまで何が起こるか分からない、そんな不安が絶えない状況でも時間は進むもので、予定通り17時に第1部クラシックステージが開演しました。1曲目の「夢のような庭」はチューニングからいつの間にか曲がはじまり、驚かれた方も多かったのではないでしょうか。私は舞台袖で聞いていましたが、演奏会がついに始まったという実感と、ホール全体の空間を包み込んで指揮者と奏者がつくる世界に引き込まれるような演奏に感動して、1曲目からすでにウルっときていました。周りにいた仲間には「まだ泣くのは早い!」とつっこまれましたが、そのときに「変顔します!」とか言って笑わせてくれてありがとう☺️

 

2曲目以降のアルメニアンダンス、カンタベリーコラール、富士山はすべて奏者としてステージ上で演奏していましたが、楽しそうに気持ちよさそうに指揮を振る指揮者たちを見て、それにもまた感動していました。自分自身も、演奏するのがとても楽しくてあっという間に時間が流れました。

 

第2部は定演係こだわりの演出が詰まったポップスステージでした。選曲から始まった第2部の構想は、演奏だけでなくダンス隊や照明での演出、スタンドプレーなど含めて定演係自慢のステージに仕上がりました。特に5曲目の投票企画は今回の演奏会でも目玉企画で、お客様と一緒にコンサートを創るための仕掛けでした!みなさんはヤングマン🇺🇸とジングルベル🔔のどちらに投票しましたか?また、団員のみなさんはどちらを演奏したかったですか?私はヤングマンを演奏したかったので、ジングルベルが選ばれたと分かったとき、正直に言うとちょっぴり残念でした🥺 でも、投票で選ばれなかった曲は演奏しない!という潔さがこの企画を盛り上げてくれたのかなと思います。奏者も司会者も発表されるまで本当にどちらか分からない、というのもドキドキして楽しかったです。ヤングマンもいつかお客様の前で演奏できたらいいな~と個人的には思っています!

 

 

第3部は大曲ステージでした。はじめに団長挨拶がありました。この1年間、130人を超える大きな団体の長として先頭に立って頑張っていたのをすぐ近くで見ていて、私と同じふるぼえパートで楽器も同じフルート、特にコンサート期間は一心同体でもはや相談しなくてもお互いの思っていることが想像できるくらい信頼のおける大好きな団長の言葉はとても心に響きました。演奏会直前まで悩んだり苦しんだりしていたのを知っていた分、「この演奏会を絶対に成功させるという夢を与えてくれてありがとう」という言葉を聞いたとき、とても心があたたかくなりました。
大曲としては、「ドラゴンの年(2017年版)」を演奏しました。最後の曲だと思うと、定期演奏会当日を迎えるまでのたくさんの出来事や、一緒に演奏できるのがこの演奏会で最後になる先輩方のことを思い出して、さまざまな感情が頭の中をぐるぐるしながら演奏しました。演奏している間は、みんながそれぞれの思いを込めながら精一杯の演奏と思いを伝えようとしているのを感じて、とても幸せな時間でした。それぞれの思いがお客様にも伝わっているとうれしいです。

 

そして、今回の演奏会で最も印象に残ったといっても過言ではないのがアンコールのマツケンサンバⅡです💃🏻💃🏻💃🏻
指揮者が金ピカの衣装で登場し、曲の始まりと同時に踊り始めたのは、お客様も奏者もみんな驚いたと思います!そしてアンコールのアンコールとしてもう一回マツケンサンバをやることになったときには、奏者もお客様もみんな笑顔で会場全体が暖かい雰囲気に包まれたこと、2回目もさらに盛り上がって私たちも楽しみながら演奏し、お客様にも楽しんでいただけたこと、本当にうれしかったです。この時私は言葉で表せないほどの感情で(たぶんうれしすぎて)、感動しっぱなしでしたが、今までに感じたことがないくらい本当に最高に楽しかったです!!アンコールのアンコールを初めて体験した団員も多く、この体験をさせてくださったお客様には感謝しかありません!

 

また、KUWOの演奏会ではおなじみとなりつつあるお見送り演奏では、今回も「星に願いを」を演奏しました。手を振って帰っていかれるお客様を見送りながら、演奏会が終わってしまう寂しさも感じましたが、楽しかったなという思いで心が満たされました。最後のお客様が退場して、団員から自然に拍手が起こったときは本当に胸がいっぱいでした。

 

 

これは後日談になりますが、この演奏会を振り返ってたくさんの人が「楽しかった」「夢がかなった」と言ってくれたことがなによりうれしかったです。いろいろと大変なことも多かったし、これだけ良い演奏会になったからこそ全員揃ってステージに乗ることができなかったのがとても心残りですが、このあたたかい仲間とお客様に囲まれて実行委員長を務めることができ、私はほんとうに幸せ者です。

 

私をそばで支えてくれたふるぼえや執行部、コンサート係の先輩としてたくさんアドバイスしてくださった先輩方や同期のサマコン係、さまざまな変更にも臨機応変に対応してくださったスタッフの皆さま、たくさんのことを乗り越えて一緒に本番を楽しんでくれた団員のみんな、そして長期間に渡って一緒に走り続けてくれた定演係、いつも応援してくださり当日会場に足を運んでくださったお客様、このコンサートに携わるすべての方に感謝申し上げます。

 

本番の録音を聞いて思い出に浸りながらこのブログを書いていたので、とっても長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️

 

準備ができしだい、演奏会の様子を少しだけ当団の公式YouTubeにアップする予定です🎥
こちらも楽しみにしてお待ちください!